丹東名物:白ハマグリ
絹ごし豆腐のスープ麺(チャーズ)
丹東名物の発酵トウモロコシ麺「叉子(チャーズ)」を、白ハマグリの濃厚な旨味と滑らかな絹ごし豆腐でいただく、滋味深い中華シーフードスープです。
中国遼寧省の沿岸都市、丹東。この地で愛される年末の風物詩といえば、驚くほど新鮮なハマグリを使ったこのスープです。北部の重厚な煮込み料理とは一線を画し、水を一切加えずに蒸し上げる「無水蒸し」の手法で貝の純粋なエッセンスを抽出するのが特徴。鮮やかな黄色が目を引く伝統的な発酵トウモロコシ麺「叉子(チャーズ)」とともに、素材の味を堪能する一杯です。
材料
- 500 g 新鮮な白ハマグリ
- 1 block 絹ごし豆腐
- 200 g 叉子(チャーズ 発酵トウモロコシ麺)
- 2 stalks 長ねぎ
- 3 slices 生姜
- 12 tsp 白胡椒
- to taste 新鮮なパクチー
- optional 塩
作り方
- 1ハマグリの蒸し煮の準備

新鮮な白ハマグリを、乾燥したステンレスパンに重ならないように広げて入れます。水は一切加えないでください。ハマグリ自体から放出される水分だけで蒸し上げる「無水蒸し」こそが、天然の甘みと鮮度を最大限に引き出す秘訣です。
Tip: 蓋がぴったりと閉まる鍋を使用してください。強火で一気に蒸らすことで、通常1分以内に貝の口がきれいに開きます。 - 2香味野菜を加える

生のハマグリの上に、キッチンバサミで長ねぎを直接切り入れ、スライスした生姜を加えます。蒸し始めの段階でこれらの香味野菜を加えることで、魚介の臭みを消しながら、スープに豊かな香りを移すことができます。
Tip: ハサミを使えば、まな板を汚さずに手早く下準備ができるのでおすすめです。 - 3無水状態で一気に蒸し上げる

鍋にぴったりと蓋をして、強火にかけます。この手法は、ハマグリ自身の水分を蒸気にして調理するため、通常の茹で調理よりもはるかに濃厚で風味豊かな出汁が取れます。
Tip: 蒸気を閉じ込めるため、調理中は蓋を開けないようにしてください。強火なら約1分で口が開きます。 - 4火の通ったハマグリを取り出す

ハマグリの口が開いたら、すぐにトングで鍋から取り出します。鍋底に残った白濁した液体は、ハマグリの旨味が凝縮された「エッセンス」であり、このスープの味の決め手となる非常に貴重なものです。
Tip: 身が硬くなって縮むのを防ぐため、口が開いた瞬間に取り出すのがポイントです。 - 5出汁を濾して集める

鍋に残った濃厚な出汁を別のボウルに移します。このとき、鍋の底に溜まった最後の数ミリの液体は残すようにしてください。こうすることで、貝から出た砂や不純物がスープに混ざるのを確実に防げます。
Tip: この濃厚な出汁1に対して、水3の割合で薄めてベーススープにすると、ちょうど良い塩梅になります。 - 6絹ごし豆腐を煮込む

薄めたハマグリの出汁を火にかけ、沸騰したら角切りにした絹ごし豆腐を加えます。豆腐を5分ほど弱火で煮込むことで、豆腐の中に磯の旨味をじっくりと染み込ませます。
Tip: ハマグリの出汁には天然の塩分が含まれているため、追加の塩を入れる前に必ず味見をしてください。 - 7仕上げと盛り付け

殻から外したハマグリの身(と取り分けておいた汁)を鍋に戻します。白胡椒を加えてさっと煮立たせたら、仕上げに刻んだねぎとパクチーを散らします。茹でておいたチャーズ麺の上にたっぷりとかけて完成です。
Tip: ぷりぷりの身と滑らかな豆腐の食感を楽しむため、ぜひ熱々のうちにお召し上がりください。